スポンサーサイト

  • 2007.04.19 Thursday
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

一定期間更新がないため広告を表示しています


2004年を振り返って[#1]

【第3回コラム】2004年を振り返って


★☆★ [#1] Part1 [write:2004.12.17]


今年は自分にとっても、チームにとっても転機になる年になるのだろうと思う。
10年後、いや20年後かもしれないが、2004年をそう思えたならば恐らく、レース界が変わっているだろう。

何があったかというと、ポケバイのスクールに始まり、ポケバイのレース、ミニバイク、地方選、エリア選、全日本、そしてWGPと、ロードレースのすべてといっていいと思うが、それらに関われた事、見たこと、関係されている人と話ができたことだ。 そしてもうひとつ、ジョイントしたライダー(葛原稔永)が来年WGPにフル参戦することだ。 その中からまずは、葛原のことを書こうと思う。

コラム#3-1
葛原とは彼がSRS(鈴鹿レーシングスクール)時代(97年だと思う)から、ことあるごとに話をしてきた。仕事の関係で1年間エリアを走っていたこともあったが、荒削りだがのびのびと走るライディングに将来の可能性を感じていた。

余談だが、2000年のエリアGPはこの葛原と小室の一騎打ちになり、小室が勝利して新車のRS125Rを手にしたのだった。 全日本に再度上がった2001年(フル参戦は一年目)にランキング5位になり一気に行くかと思ったが、 翌2002年は一勝し3位になるも、チャンピオンは同期の青山周平。この年に?という感じがあった。 葛原のいい部分が見られなくなってきていたのだ。 そして、2003年も一勝し、ランキングは5位に。 シーズン後、彼と話をする機会があり、体制面、考え方を変えることをアドバイスした。

この時点では、うちとジョイントするとは夢にも思っていなかったが。 なぜかというと、うちにはまだ勝利のない小室を勝たせなければならず、ライバルの葛原を見ることなど考えてもいなかったからだ。 しかし予想に反し、葛原からオファーが来てしまった。悩んだ末、このオファーを受けることにした。

葛原の目標は翌年のWGPフル参戦。
年齢制限により2005年が最後のチャンスになるわけだ。 正直この時点では、その可能性に「?」だった。 なんといっても、97年に東選手がフル参戦してから、125クラスは新規参戦が途絶えているのだから。

しかも2004年は宇井選手一人(ご存知のようにシーズン途中の不当な解雇にあい、長きにわたった 日本人ライダーが途絶えてしまった)。チャンピオンをとってもメーカーが面倒を見てくれるわけでもなく、ワイルドカードで出てもエンジン差が有り結果を残せない昨今、海外や、メーカーにコネクションの無い自分らにチャンスすらないのではと考えていたのだ。

さらに、葛原自身の意識もそれほどGPに向いているとは思えなかった。
そうは言っても受けた仕事は全うしなければならないわけで、もてぎのWGPでのアピールにかけることにする。 そのためにはもう一度、葛原の本来持っている力を100%出さなければならないのだが、これがなかなか進まず、もてぎのGPになってしまう(それでも2勝をあげているのだが)。

コラム#3-2
幸運なことに、海外のチームとのジョイントができ、エンジンも借りることができた。 走りなれたコースに戦闘力のあるエンジン。アピールするには絶好のチャンスになるはずだった。 しかし、予選2回目でなんとかタイムを出すものの、2日目のフリーまで2分1秒台と全日本のタイムより悪く、決勝も全日本と同じタイムを出すのがやっとで10位。葛原の悪い部分がすべて出たレースだった。ではいったい何が悪い部分で、本来持っている力とは何か。そして、原因は。

これはあくまで私自身が感じ、考えたことである ということを前置きして書き進めたいと思う。

「本来持っているもの」これは葛原に限ったことではないが、オートバイに乗る、操るということがものすごく感覚的なものに頼っているということ。

二輪車という何もしなければ自立していることができないものをまっすぐに走らせたり、コーナーリングさせたりするということがどういうことか。もちろん理屈も理論もあるわけだが、初めて自転車に乗ったときを考えてほしい。 ふらふらしながら必死に走らせるわけだが、この時左に倒れそうだから右に起こしてさらに車速をあげて・・・・・など考えていただろうか。

また、ハイサイドを経験した時、リヤタイヤが滑ったからハンドルを逆に切ってアクセルを戻しすぎてハイサイドになったと、考えるだろうか、 自転車に乗りたい、転びたくない思いが体を反応させているのではないかと思う。もちろん理屈は必要だし、それを考えることを否定しない。しかし、感覚や感性を殺してしまっては意味が無いということを言いたい。

本題に戻るが、これを葛原のケースに当てはめると、ライディングスタイルということになる。 もてぎのレースウィーク中この話に終始したのだが、マシンの方向性を決める時、「走りのスタイルがこうだから・・・」という話になるのだ。

まあ、よく聞く言葉ではあるが、僕がイメージする葛原の走りと一致しないのだ。
というよりそのスタイルも葛原なのだが「葛原、お前が走るスタイルはまだ他にもあるだろう」ということなのだ。もっと引き出しを開けてみろよ、とも言ったのだが。 でも、使ってない引きだしは、さびて重かったようだ。その結果がもでぎのレースとなった。

では原因はというと、ひとつのスタイルでも勝ててしまう全日本のレベルと、葛原がはっきりとした目標を持っていないことだろう。

コラム#3-3
全日本を3シーズン走っているうちに、チャンピオンをとること、WGPに行くことに対する意識が下がり、今のレースに不満こそ持てど、打開するエネルギーを使わなかった、または方法が見つからなかったのだと思う。 そして、新たなるチャンスとしてマレーシアGPの参戦の話が持ち上がったのだが、もてぎとは違ってエンジンを持ち込み車体は借りるというものだった。しかも借りる車体は普段全日本で使っているものからフレーム、スイングアーム、前後サス、ブレーキと、ほぼすべて違うものなのだ。

戦闘力の劣るエンジンに借り物の車体、初めてのサーキットと(葛原はさらに初海外)葛原にしても見合わせようかと言ってくる状態だった。 しかし、僕にしてみれば本来の葛原に戻すチャンス。葛原には「今回のGPで評価されないようだったら来年いけたとしても話にならないから、テストのつもりで行こう」と説得し、エントリーした。

このマレーシアについては出発までもすったもんだしたが、これはまた別の機会に。 そうして臨んだレース。メカニックの上野君にだいぶ助けられながら、本来持っている力が出せたレースになったと思う。15位。

この結果をどう評価するかは人それぞれだが、チーム側は評価してくれた。
もてぎでは契約のことなどまったく出なかったが、ここでチーム側から契約の話が出てきた。 後はご存知のように、アンガイヤレーシングから、WGPへ参戦することになったのだ。

葛原には参戦するのが目的ではなく結果を出せよ、と言ってある。
そのためには今のレベルから数段上ることが必要になるだろう。しかし、葛原にはその力があると信じている。前半戦は苦労するだろう。
あせらずにいってもらいたいと思う。

ランキング4位のライダーがWGPに参戦することに、いろいろ意見があるだろう。また、小山、葛原の抜けた全日本を心配する人もいるだろう。
でも、僕はこう思う。125クラスに限っては、15年以上前に戻っていると。

全日本とWGPは別世界で、向こうがどうなっているのか、どんなに頑張っても行けないのではないか、レベルが違いすぎるのではないか、あまりにわからなくなっていて、目標にすらなっていない。事実、僕がそうであったから。

葛原、小山がメーカーに頼らず、自分でチームと交渉し契約できたこと。頑張って成績を残すことが、次に続くライダーの目標になり、励みになると思う。 決して日本人のレベルが下がったのではなく、100%以上で戦う環境が全日本に無いことを証明してもらいたい。

そして、僕たちは100%以上で戦う場に全日本をしなければならない。

追記 自分のところのエースの話は?と思われた人もいると思う。
小室に関しても同じぐらいの量の思いがあるのだが、いま、書くべきではないと思っている。 なぜか。それは、来年のお楽しみということで。


全日本選手権に思うこと [#1]

【第2回コラム】全日本選手権に思うこと


★☆★ [#1] 参加者 [write:2004.09.10]
 


現在の全日本ロードレース選手権は、プロとアマチュアが混在している。
興行型として進んできたところを急に方向転換して参加型にしたため、
こうした状況となってしまったわけだ。

明確に棲み分けも出来ていないわけで結果として、上位何台かとその後ろのレベル差は大きく、ドライコンディションのスプリントレースで、本来ならばレース中に周回遅れが出にくい状況なのに、早い周回数のうちにラップされる状況が出てきてしまう。

こうしたレースを、お金を払って見に来てくれる人がいるだろうか?
もっと言うと、スポーツとして成り立っているようにはとても思えないように、私には見える。

オリンピックでは残念な結果に終わってしまったが、五輪前に開催された女子バレーボールのワールドグランプリで日本チームが活躍し、その練習風景がずいぶんTVなどで映し出されていた。見た方も多いと思う。

私は詳しいことを知らないが、女子バレーもプロ化を目指して動いていたようだがうまくいかず(というように私には見えた)、選手は厳しい立場で競技を続けてきたに違いない。その結果が、あのようなワールドグランプリでの活躍につながったはずだ。

バイクというハードを使うモータースポーツに、それをそのまま置き換えるのは難しい面もあるが、気持ちは同じ競技者であってほしいと私は思う。
またそうでなければ、見る人に感動を与えることなどできるわけがない。

選手が、チームが、サーキットが、MFJが、そうした意識を持って取り組めば、日本のロードレース界も少しずつ変わると信じている。


監督&小室選手


筑波選手権開幕戦に参戦して

【第1回コラム】筑波選手権開幕戦に参戦して


★☆★ 3月6・7日 [write:2004.05.21]
 

今年も関東のロードレース界の底辺を支える筑波選手権が開幕した。
私も、何人かのチーム員が参戦するため、彼らのサポートをするために筑波サーキットに行って来た。
正直、年々寂しくなるロードレース界を見てきているので、今年はどれくらいのエントリーがあり、彼らの面倒を見ているチーム監督の方々が顔を見せるかという点にも興味があった。興味というか、不安といった方が正しいだろうか。

実際、これまでずっとサーキットに来ていたチーム監督のうち、何人かが顔を見せていなかった。
他に用事があったからなのか、レースから足を洗ってしまったのかは分からないが、寂しい気持ちになったのは言うまでもない。エントリー台数もやはり減り、寂しいものだった。かろうじてST600クラスは予選落ちが出たがそれも、GP125、GP250クラスがグリッド割りし、今までGPクラスを戦っていたライダーがST600に移っただけ、というのが現実だ。その中で、台数の増えてきているST600への入門クラスとしてTC600というクラスが作られている。これは、予選・決勝を通じて1分4秒0を出したら次からはST600クラスに自動的に昇格させられるクラスで、参加し易いよう、入門レベルを維持しようとされている。趣旨自体はとても賛同できるもので、こうしたクラスがもう少し小さい排気量でも作られると良いと思う。現状、TC125というGP125クラスの入門的位置付けのクラスが作られており、こちらは1分2秒5が卒業タイムとされている。

現状、ロードレースを戦おうと考えると、入門クラスとしてはGP125か、ST600しかない。本格的にレースを戦おうとするならば、GP125クラスとなるのだろうが、4サイクル化が進んでいる状況を考えると、ST600クラスを選択する人も多いだろう。しかし、ST600クラスのマシンは、ストックとはいいながら、既に100馬力を超えるエンジンパワーを持っている。180kg前後の車重に110馬力前後のパワーは、とてもビギナーに扱える代物ではない。昨年まではSP400クラスがあり、180kg前後というほぼST600と同じ程度の車重に70馬力前後のエンジンパワーだったので、4サイクルマシンでの入門レースとしては、かなりいいバランスだった。しかしSP400クラスが廃された現在、4サイクルでのレースを望むなら、ST600しかないのだ。

そこで提案したい。TC600クラスで、吸気制限を行なってはどうだろうか?また、旧型車の吸気制限は新型車に対して緩めに制限することで、旧型の中古車を使っての参戦も、しやすくなる。いちばんのねらいはパワーダウンすることで、ビギナーに扱いやすいエンジンにすることだが、これをうまく利用すれば、旧型車も参加でき、全体的にコストを落とすことが可能になるのではないだろうか。
安全面からも、コスト面からも、より良い状況になると思うのだが。


筑波

監督の思いをコラムに綴る

 [write:2004year]坂井信人 レースをするための環境を揃えるために作ったS-way。
そのために突き進んできたので、メーカー色もなく、独自のスタンスを築いている。そんなS-wayは、代表坂井信人のキャラクターがそのまま反映されているといっても過言ではない。
そんなレース一筋に生きてきている坂井が日々、レースの現場で感じる事柄を、ここで紹介していく。

レースの現場では今何が起きて、坂井は何を感じ、考えているのか。
その先に、日本のロードレース界の明るい将来がきっとあるはずだ。

坂井サイン

calendar
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< June 2017 >>
sponsored links
観戦!宿泊予約はこちら
ウォーミングアップ
【豆乳おからクッキー】比叡山延暦寺御用達!?魔法のレシピ!?旨すぎてとまらないのにダイエットサポートスイーツ!?ダイエッターでなくても食べてみたい!!【美美くらぶ】
ダイエットサポートスイーツ!
お探し物ですか?


selected entries
categories
archives
recent comment
recent trackback
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM